Shifter StaticでSnow Monkeyを使ったWordPressサイトを雑に運用する

この記事は、「Snow Monkey / unitone Advent Calendar 2022」5日目の記事です。

前回の記事が2021年のアドベントカレンダーで、月日が経つ早さと更新してなさに驚いています。

この時期、「結局アドベントカレンダーくらいでしかブログ更新してないな・・・」と思われる方は他にもいらっしゃるのではないでしょうか。

更新頻度が低いWordPressサイトをShifter Staticへ

更新頻度が少ないサイトでは、記事更新よりもWordPressの更新作業の方が頻度が高くなるか、それも放置するかになりがちです。

自分は絶対運用保守やらない自信がありましたので、Shifter Staticに移して静的化しています。

1サイトあたり月16ドルと、廉価で利用できるサービスではありませんが、放置したことによる改ざんで後から大慌てするよりは良いかなと思います。

気軽に放置できる・・・から起きる困りごと

「公開サイトは静的化して、WordPress自体は記事を更新する時だけ立ち上げるから安心ヤッター!」ってなってると、実はちょっと困ることが起きます。世の中そんなに都合が良くない。

何が困るかと言うと、「Snow Monkeyのメジャーアップデート対応」です。

今回の記事を書くためにWordPressを立ち上げたところ、更新画面にこうでました。

v14 -> v18はなかなか激しいアップデートですよね。1年近く放置した結果なので仕方ありません。

Shifter Staticでサイトを放置運用する場合、「実験的」とか「ベータ」とか書かれている機能は、使わない方がよいです。放置している間に破壊的変更があったり、廃止されて後から困ります。というか放置するサイトでそんなチャレンジングなことしてはいけません。

Shifter Static側の機能でガードレールを設ける

Shifter Staticは、WordPressコアのアップデートが自動で走ります。なのでテーマを更新せずに使い続けるのお勧めしません。観念して年に1回くらいの記事作成時には、ちゃんとアップデートもやりましょう。

メジャーアップデート、しかも数世代分を一気にやるとなると、もちろん事故リスクは高いです。

そんな時は、Shifter Static側の安全機能を利用しましょう。

自動バックアップでロールバック準備

freeプランを使っているのでなければ、絶対オンにしましょう。

仮にサイトが真っ白になっても、去年記事を書いた時点にロールバックするためのバックアップが、ShifterのダッシュボードからDLできます。

All in One WP migrationプラグインを使っていますので、バックアップをDLして、ローカルでデバッグ・・・みたいな使い方も多分できます。

セーフモードで、テーマとプラグインをデフォルトに戻す

プラグインやテーマをとりあえず全部止めることもできます。

「事故ったなー」と思った時は、とりあえずセーフモードで再起動して、どのプラグイン・テーマで落ちたか調べましょう。

サーバーのエラーログを見る

実はShifter、ダッシュボードからWordPressやPHPのエラーログを確認できます。

「なんか変だな?」と思った時は、ここでエラーログが出ていないかチェックしましょう。

おわりに

フォームや検索を埋め込み型にしないといけないなどの制約はありますが、更新しないけど閉じたりリプレイスしたくないサイトにはShifterは便利です。

Snow Monkeyなどのテーマで手軽に構築して、Shifter Staticで気軽に運用しちゃいましょう。

ということで、このWordPressもおそらく12月25日を過ぎたらまた1年の眠りにつくと思います。

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